iPhone水没修理、いくらかかる?費用の完全ガイド
水没修理の費用は、修理先・症状・モデルによって大きく異なります。Apple正規修理と非正規修理、部品ごとの費用、そして「修理 vs 買い替え」の判断基準まで、お金にまつわるすべてを解説します。
Key Takeaways
- Apple正規修理: AppleCare+加入なら12,900円、未加入だとモデルにより最大107,800円
- 非正規修理店: 5,000円〜で部品単位の修理が可能。ただし品質にバラつきあり
- 修理費がiPhone中古価格の50%を超えるなら買い替えを検討。Apple修理の詳細
目次
1. 水没修理の費用を左右する3つの要素
新しいモデル・Proモデルほど修理費が高くなります。iPhone 16 Pro Maxの修理費はiPhone SE 3の2〜3倍になることも。
スピーカーだけの問題なら軽度。基板のショートや複数部品の損傷になると高額に。損傷範囲は水没の状況(水の種類・浸水時間・通電の有無)で大きく変わります。
Apple正規修理は高価だが安心。非正規修理店は安価だが品質にバラつき。どちらを選ぶかで費用は2〜5倍変わることも。
2. Apple正規修理の費用一覧
Appleの修理は「損傷の種類」によって費用カテゴリが分かれます。水没は「その他の損傷」に分類されるのがポイントです。
AppleCare+加入時
| 損傷の種類 | 免責金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 画面の損傷 | 3,700円 | 画面のみの修理 |
| 背面ガラスの損傷 | 3,700円 | iPhone 12以降 |
| その他の損傷(水没) | 12,900円 | 水没はこのカテゴリ |
| バッテリー交換 | 0円 | 最大容量80%未満が条件 |
AppleCare+未加入時
| モデル | 画面修理 | その他の修理(水没) |
|---|---|---|
| iPhone 16 Pro Max | 56,800円 | 107,800円 |
| iPhone 16 Pro | 50,800円 | 96,800円 |
| iPhone 16 / 16 Plus | 42,800円 | 81,800円 |
| iPhone 15 Pro Max | 56,800円 | 107,800円 |
| iPhone 15 / 15 Plus | 42,800円 | 81,800円 |
| iPhone 14 シリーズ | 29,800〜56,800円 | 68,800〜107,800円 |
| iPhone SE 3 | 19,400円 | 37,400円 |
「その他の修理」の落とし穴
水没の場合、たとえ症状が「スピーカーの音がこもる」だけであっても、内部の液体侵入インジケータ(LCI)が反応していれば「その他の損傷」扱いになります。画面修理の価格は適用されません。
また、修理ではなく本体交換になることも多く、その場合はデータが初期化されます。事前にバックアップを取っておくことが重要です。
3. 非正規修理店の費用相場
非正規修理店は、Apple正規よりも安価で、部品ごとの修理に対応できるのが強みです。
| 修理内容 | 費用相場 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 基板洗浄クリーニング | 5,000〜15,000円 | 1〜3日 |
| 画面交換(OLED) | 15,000〜40,000円 | 30分〜1時間 |
| 画面交換(LCD) | 8,000〜20,000円 | 30分〜1時間 |
| バッテリー交換 | 5,000〜12,000円 | 30分〜1時間 |
| 充電口修理 | 8,000〜15,000円 | 1〜2時間 |
| 基板修理(ICチップ交換) | 15,000〜50,000円 | 2〜5日 |
| データ救出のみ | 10,000〜30,000円 | 1〜7日 |
良い修理店の見分け方
・水没修理の実績を具体的に公開している(成功率、修理件数など)
・見積もりが無料で、修理前に費用を提示してくれる
・修理後の保証がある(最低30日以上)
・口コミ評価が高い(Google Maps、ホットペッパー等で確認)
・「直らなかった場合は無料」のポリシーがある店は特に安心
4. 部位別の修理費用目安
水没の影響は1つの部品だけでなく、複数の部品に及ぶことがあります。それぞれの修理費用の目安を把握しておきましょう。
音がこもる症状。ただし、WaterKickでの音波水抜き+乾燥で復旧するケースが多く、修理が不要な場合も多い。
画面が映らない、緑の線が出る、タッチが効かない等。OLEDモデルはLCDモデルの1.5〜2倍。
異常な電池消耗や膨張。Apple正規は11,200〜18,400円、非正規は5,000〜12,000円程度。
「液体検出」警告が消えない、充電できない。非正規店でのパーツ交換が一般的。
Face IDが使えない。Apple正規では本体交換になることが多い。非正規でも復旧率は不安定。
カメラが曇る、ぼやける、黒い画面のまま。レンズ内結露は乾燥で改善することも。
電源が入らない、充電不可、複合的な不具合。Apple正規では対応不可(本体交換のみ)。
5. AppleCare+は水没に使える?
はい、使えます。AppleCare+の「過失や事故による損傷」カテゴリに水没は含まれます。
AppleCare+で水没修理を受ける条件
・AppleCare+に加入済みであること
・免責金額12,900円を支払うこと
・修理回数の上限:無制限(2022年9月以降のプラン)
・Apple Store または Apple正規サービスプロバイダで修理を受けること
AppleCare+の費用対効果
AppleCare+の月額は580〜1,580円(モデルにより異なる)。例えばiPhone 16 Pro Maxの場合、月額1,580円 × 24ヶ月 = 37,920円。水没修理の免責金額12,900円と合わせると約50,820円。
AppleCare+なしの修理費は107,800円なので、約57,000円の差額があります。水没の可能性が少しでもあるなら、AppleCare+への加入は十分に元が取れる保険です。
6. キャリア補償・保険は使える?
| キャリア / 保険 | 水没対応 | 自己負担額の目安 |
|---|---|---|
| ドコモ ケータイ補償 | ○(全損交換) | 12,100円 |
| au 故障紛失サポート | ○(交換) | 3,300〜12,900円 |
| ソフトバンク あんしん保証パック | ○(交換・修理) | 実質0〜数千円 |
| 楽天モバイル 故障紛失保証 | ○(交換) | 6,600〜12,100円 |
| モバイル保険(さくら少額短期保険) | ○(修理費補償) | 年間最大10万円まで補償 |
キャリア補償は多くの場合「交換」であり、修理ではありません。新品同等のリフォビッシュ品が届き、データは引き継げません(iCloudバックアップからの復元が必要)。
補償を使う際のチェックポイント
・加入しているか:契約時に加入していないと後から追加できないケースが多い
・申請期限:故障から30日以内などの期限がある場合が多い
・回数制限:年間1〜2回までの制限があることが多い
・データの引き継ぎ:交換の場合はデータが消えるため、事前のバックアップが必須
7. 修理 vs 買い替え:判断フローチャート
修理費が高額になる場合、買い替えたほうが合理的なこともあります。以下を基準に判断してください。
✅ AppleCare+加入中(12,900円で修理可能)✅ 修理費がiPhoneの中古価格の50%以下✅ 購入から1〜2年以内の比較的新しいモデル✅ データの価値が非常に高い(バックアップなし)
✅ 修理費がiPhoneの中古価格の50%以上✅ 3年以上使用した古いモデル✅ 複数の部品が損傷(画面+基板+バッテリー等)✅ iCloudバックアップでデータは保護済み
「データだけ救出」という第3の選択肢
修理費が高すぎるが、バックアップのないデータがある場合、「データ救出のみ」を依頼するのも一つの方法です。費用は10,000〜30,000円程度で、データをPCに取り出した後、新しいiPhoneに移行できます。
8. 修理費用を抑えるコツ
音がこもる程度ならWaterKickで水抜き + 48時間乾燥。液体検出警告だけなら乾燥で解消。修理店に行く前に無料でできることを試しましょう。
充電・電源ON・ドライヤーなどのNG行動は損傷を拡大させ、修理費を跳ね上げます。正しい初動が最大の節約です。
非正規修理店は店によって費用が大きく異なります。最低2〜3店舗で見積もりを取り、比較してから依頼しましょう。
次のiPhoneを購入する際は、AppleCare+への加入を強くおすすめします。月額数百円で、水没修理が12,900円で済む安心感は大きいです。
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9. よくある質問
Apple Storeでの診断は無料です(Apple修理サービス)。非正規修理店も多くの場合、見積もりは無料ですが、基板修理の詳細診断には3,000〜5,000円程度の診断料がかかる店もあります。修理を依頼する場合は診断料が修理費に含まれるのが一般的です。事前に確認しましょう。
できません。iPhone内部には液体侵入インジケータ(LCI)があり、水に触れると白色から赤色に変化します。Apple技術者は必ずこれを確認するため、水没は検知されます。正直に伝えたほうが、適切な修理を受けられます。
Apple Storeではクレジットカードの分割払いが利用可能です(Apple修理サービス)。Appleの金利0%分割プログラムが適用される場合もあります。非正規修理店でもクレジットカードやPayPayなどのキャッシュレス決済に対応している店舗が増えています。
水没したiPhoneは内部の状態が不安定なため、修理中に別の部品の問題が見つかることはあります。信頼できる修理店であれば、追加の修理が必要になった場合は事前に連絡し、承認を得てから作業を進めます。「修理開始後の追加費用は一切なし」を明言している店を選ぶと安心です。
AppleCare+以外にも、ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリア補償や、モバイル保険などの第三者保険が利用可能です。ただし、多くの場合「修理」ではなく「交換」になるため、データの引き継ぎにはiCloudバックアップが必要です。補償の適用条件と自己負担額を事前に確認してください。